読みもの

2020/05/15 11:05

キャロットケーキは、わたしにとって一番思い入れのあるケーキのひとつ。

商品ページにも少し書きましたが、
キャロットケーキは、古くからあるイギリスの素朴なおやつでした。

わたしが初めてキャロットケーキに出会ったのは、一冊の本。
パリのローズベーカリーが出版した、「LUNCH & TEA」で見たのが最初です。
カフェ好きの方やカフェのデザインに携わる人たちの、バイブルのような本で
当時は英語版しかありませんでしたが、今は日本語版もあります。


なんというか、飾りすぎない、きらびやかではない日常の美しさ。
おしゃれなカフェの店頭に並べられた、スイーツとデリ。

そんな憧れのローズベーカリーを思い描きながら、
様々なお店で、キャロットケーキを買っては自分の好みを探していました。

個人的には、
チーズクリームなしで食べるが好きで、重たくない生地が好み。
レーズンやくるみをが入っていると、美味しいけれど、
どうしても生地の味わいより具の印象が勝ってしまうなあ。
など。

そこで私なりに試行錯誤したのが、このケーキです。





主役は人参だから、なんでもいいわけじゃない。
そこでやっと出会ったのが、徳島の自然栽培の人参。
自然な営みの中で育った元気な人参を手で、シュレッドしています。
パウンド型1本に、100g近くの人参を入れています。

さて、にんじんだけではとても優しい風味なので、
何かアクセントを加えようと、「くこの実」を取り合わせることにしました。

理由は、
・人参に合う赤い色でまとめたかったから。
・「人参」と「くこの実」って、ちょっと漢方や薬膳のイメージがして日本のキャロットケーキらしい?
こうと思うのは私だけでしょうか。

そういえばくこの実は、
ゴジベリーとも呼ばれ、モデルさんの間でスーパーフードとして話題になりましたね。

レシピでは、
人参とくこの実を米酢でマリネしてから生地に加えています。
こうすることで、人参の匂いが少し和らぎ、くこの実に水分が戻ってやわらかくなります。

生地の水分量は多めです。
つまり、焼き菓子としての日持ちが短くなるのがネックなのですが。
(ですので特に夏場は、冷蔵庫で保存くださいね)



ちなみに、こんな感じで小さなカップケーキで焼いて、
チーズクリームを塗るタイプも、たまにつくります。




オンラインショップだと、クリームを別添えにしたらいいかな?
ご希望があればおしらせください。

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徳島県名東郡佐那河内村下字西ノハナ26-1

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